basilsの日記

イノベーションについて考察するブログ。その他、アルバイト日誌、感想文、雑感など。

高校の友人と、ものを作ることにした ~理念をどうしよう?~

高校の友人と、何か面白い物を作ろうということで行動を開始した(そのいきさつはこちら→http://basils.hatenablog.com/entry/2013/12/27/222510
 
まず始めたのが、
 
①人集め
②理念固め
③モノのプランづくり
 
の3つだ。
 
今日はそのうちの「②理念固め」について。いや本当は①から始めたほうが自然なんだろうけど、あまり深く考えずに羅列した結果何とも中途半端な②からに…
 
理念というのは、とても大事なものだと思う。たしかに「企業理念」というと、言い方はよくないが、どこも判で押したように同じようなことを書いていて単なるスローガンと化していて結局そんなこと誰も本気で信じてないんじゃない?みたいなケースは多いのかもしれない。
 
しかし、それでも理念は重要だ、というのが僕らの考えだ。なぜか?主に理由は3つ(なんかザ・コンサルタント!みたいな切り出しかたで嫌だな・・・)
 
まず、そもそも僕らの計画の位置づけというか性格がとてつもなく曖昧だから。それで、自分たちの目指す姿をはっきりさせておかないといけない。
 
営利企業であれば、その基本的な機能はなんだかんだ言って利益をあげることだし、そのためにお客様を大事にすることが必要になる。このどちらが主でどちらが従かは、企業によっても、また日米などの国によっても差はあるだろうが、「お客様のために活動し、利益をあげて、それを株主に還元する」という基本的な機能は営利企業(というか株式会社)であればそう大差はない。
 
しかし、僕らの計画は違う。「誰のためにやるのか」「最終的な着地点がどこなのか」「どうすれば成功でどうすれば失敗なのか」「何を二の次にするのか」という、計画の基本的な性格自体が曖昧なのだ。それを、全部自分たちで決めないといけない。
 
たとえば、「色んな人に製品を使って喜んでほしい」のか、「自分たちが楽しむことが一番大事」なのか、「とにかくたくさん売って利益を得たい」のかが何一つ決まっていないし、だからこそ自分たちで決めないといけないのだ。
 
これは、通常言う意味での「理念」とは次元の違う話かもしれない。通常のものづくりは企業の行うもので、その活動の性格は上に述べたようにある程度はっきりしている。それがはっきりしていることが前提で、「どんなポリシーで行くのか」「どんな価値を大事にするのか」というのが、ふつうのものづくり企業にとっての「理念」だろう。
 
しかし僕らは、活動の性格自体が曖昧だ。
 
サッカーでたとえてみる。通常の「理念」は、サッカーというゲームのルールは大前提としつつ、その中でどんなポリシーで戦うのか、何を大事にプレーするのか、を示すものだ。しかし僕らは、まずゲームのルールを自分たちで決めないといけない。その「ルール」が、まず僕たちが決めなきゃいけないことで、それは「ルールを大前提としたうえでの戦い方」とは質的に異なるものだ。
 
だから、まずそこをはっきりさせておくことが大事なのだ。ゲームのルールが違えば、そこで「勝つ」ための戦い方が違ってくるのは当然の話だ。ラグビーとアメフトは似ている(というか僕には違いがよく分からない。すみません・・・)が、ルールが違う以上、勝つための方法はまったく違うだろう。
 
これが一つ目の理由。
 
二つ目は、通常言う意味での「理念」(ルールを大前提としたうえでの戦い方)であっても、単なるスローガンではなく、意思決定の最後の拠り所として重要だと思うからだ。
 
と、ここまで書いて続きは次回にする。別に焦らして引っ張ろうとかそういう意図ではなく、単に眠たくなったのだ。前置きのさらに前座くらいで話が終わるが、平にお許しください。「無理をしない」というのも我々の大事な理念なのです笑