basilsの日記

イノベーションについて考察するブログ。その他、アルバイト日誌、感想文、雑感など。

高校の友人と、ものを作ることにした ~「読書」という活動をもっと面白くするには?~

高校の友人と、物を作って売ることにした。前回(http://basils.hatenablog.com/entry/2014/02/15/011905)は試作のために廉価に3Dプリンターを使う方法が無いか、調べてみた。やはり1時間1000円くらいというのが最安のようだ。
 
今日は友人と久しぶりに会い、色々相談した。主な相談内容は3つ。大きなビジョンや方向性について、必要なスキルについて、具体的に何を作るのかについてだ。
 
①大きなビジョン、方向性
 
これについては、今まで相談したことの確認も含め。形のないサービスより形のあるモノがいいと思った理由、自分たちが何に魅力を感じるのか、といったことについてだ。モノを通じて思い込みを覆す、新しいモノ自体で思い込みを覆す、というのが僕らのやりたいことのようだ。
 
ではなぜそれをやりたいのか?思い込みを覆すことがなぜ面白いのか、なぜ必要なのか?なぜ、そういうことに魅力を感じるのか?ずいぶん抽象的な話をした。
 
②必要なスキルについて
 
クラウドファンディングに至るまでに当面必要なのは、3DCADを使えるようになること、簡単な設計ができるようになること、イラストレーターや動画づくりを通じて自分たちの考えをうまく表現できるようになることだ。
 
そこで、3DCADや設計については僕が、イラストレーターについては友人が分担することにした。
 
③具体的に作るもの
 
まずは、自分たちのコミットしている活動は何かを考えた。読書や論文執筆があがったが、とくに読書が一番有望そうだ。広がりがありそう。
 
そこで、読書について色々話した。
 
・自分と同じ本を読んでいる人と知り合いになりたい!読書はすごく個人的なもの。親しい友人とすら、ほとんど話しあわない。親しいということと、読書の趣味が一緒ということはイコールではない。個人的なものだけど、コミュニケーションに通じるもの。
 
・なぜブックカバーをつけるのか?本の表紙なんて、よく見えないはずなのに。なぜわざわざ隠そうとするのか?自分の嗜好を人に知られたくないから?公共の場で、読書という私的な営みをすることに抵抗があるから?本を大事にしたいから?
 
・世間一般には、自分の嗜好を知られたくない。でも、同じ嗜好を持つ人がいたら知り合いになりたい。このギャップが面白い。
 
・とてもシンプルな方法で、読書という活動をより良くできないか?
 
・そこで、自分と同じ興味がある人を、街中で見つけるための何かを作れないか。目印で識別できる。「同好の士」、見る人が見ればわかる何か。たとえばそれをきっかけに、カフェでの会話が始まるみたいな。
 
・ケータイをいじるより、読書のほうが個人的な感じがする。
 
・モノ自体の魅力を大事にしたい。ネットワーク外部性に頼る、つまりユーザーの多さを武器にするのではなく。個人で完結する機能のほうが、使ってもらいやすい。
 
 
・・・話してみて分かったのは、読書という活動はもっと良くできる余地がありそうだということ。ふだん読書についてちゃんと考えたことは無かったけど、改めて考えると色々「変わった」活動だなあと思った。
 
最後に、今後の予定について。
 
・月末までに、読書に関してアイデアを考えてみる。月末に2人でアイデア出しの会をやり、候補をたくさん出してみる。
 
・1カ月後くらいまでに、案を固める。
 
・並行して、3DCADやイラストレーターの勉強をする。
 
といったところだ。早速月末の会の準備をしよう。